【カリフォルニアで妊娠・出産】みこしブログ

30歳にして初の海外生活となった駐妻の南カリフォルニア観光・生活情報ブログ

【妊娠中の行事】アメリカの妊娠・出産関連イベント

今回はこちらアメリカで広く行われている妊娠・出産に関するイベントごと4つを紹介します!

日本での妊娠〜出産までの間のイベントと言えば、5ヶ月目、戌の日の「帯祝い」くらいでしょうか。

一方、アメリカの妊婦さんは忙しい!体調の変化と付き合いながら、仕事をしている方は働きながら、出産準備を整えながら、パーティー準備も進めながら、と目まぐるしく過ごしているようです。

 

  1.Gender Reveal Party

ジェンダーリヴィールパーティー」と読みます。

「性別発表パーティー」のことです。親になる夫婦が主催し、家族や親しい友人、その家族などを招き、軽食を用意しメインイベントのサプライズで性別を発表します。

発表の仕方は思考が凝らされていて、ケーキの中のクリームの色で発表したり、びっくり箱のように中から出てきたバルーンで発表したり、色の付いた発煙筒を使ったり、個性の見せ所です。

カリフォルニアでは今年、キャンプ場で大々的にパーティーを行っていたところ、発煙筒を焚いた火が山に燃え移って山火事に発展…なんてニュースもありました。

時期は後述のBaby showerまで充分な時間が空くように、性別が判明し妊婦の体調が安定し次第速やかに行うのが良しとされ、主に参加者からのプレゼントは不要とされています。

 

  2.Baby Shower

「ベイビーシャワー」と読みます。

最近は日本でも広まりつつあるようですね!

妊娠後期に入った予定日1〜2ヶ月前頃に妊婦(とその女性家族や友人)が主催し、主に親しい女性の友人を招いて行います。元々は女性だけで行うのが習わしのようでしたが、主催者次第で男性を招くこともあります。軽食を食べながら出産・育児の情報交換をしたり、女子トークに花を咲かせたり、楽しい時間を過ごして幸せと安産への祈りを妊婦に降り注ぐ、シャワーする、というイベントです。

ケーキの代わりにDipaper cake「ダイパーケーキ」、つまり「おむつケーキ」を参加者が贈り、会場に飾るケースも多いようです。

参加者は出産・子育てに役立つプレゼントを妊婦に贈ります。お返しは不要とされていますが、参加してくれた方への手土産に草花やお菓子などをメッセージカードを添えて用意しておくのがマナーのようです。

会場選び、装飾、料理にこだわったり、招待状を送ったり、とプチ結婚式のように本格的に盛大に行う人もいます。

アメリカはパーティー大国なのでWalmartやTargetなどの大型スーパーにはパーティーグッツがたくさん揃っています。パーティーグッツ専門店も街に一つくらいはあります。

プレゼントはベビー用品や絵本などが主流ですが、最近ではAmazonのBaby registry上で妊婦が欲しい物をリスト化、参加者にリストをシェアしてその中から贈り物を選び手配するということもあるそうです。

欲しい物がもらえて、贈る側は頭を悩ますこともなく、効率的ですね。

 

  3.Babymoon

「ベイビームーン」と読みます。Honeymoonをもじった造語です。

パートナーとの2人の時間を楽しむ最後の旅行として、安定期に行く人が多いです。

日本でも出産前にパートナーと旅行する方も多いと思います。

旅行の際は事前に担当医に相談し、時期を確認の上、時間や身体的に充分に余裕のある旅程を組んで行くことが望ましいです。

私は28週を過ぎたら旅行は控えなさい、と担当医に言われていたので、26週目に4泊5日でイエローストーンへ行きました。

私のマタニティ旅行記については別途記事にしたいと思います。

 

  4.Push present

「プッシュプレゼント」と読みます。出産の際力むことをpushと表現するのですが、妊娠〜出産まで約10ヶ月間お疲れさまでした!ありがとう!の気持ちを込めて、パートナーから女性に贈るプレゼントの事です。

なんて素敵な文化!!!

一方、これを知ったときの夫の様子は「余計なことを知ってしまった…」と言わんばかりの空気を醸していました。

もちろんすべてのカップルが贈っている訳ではないようですが、お花でも、食事でも、マッサージでも、エステでも、ネイルでも、プレゼントでも、家事全般でも、手作りのご飯でも…

カップルによって様々なかたちがあると思いますが、労いの気持ちを言葉+行動(これ大切!)で表現してもらえたら、女性はとてもとても嬉しいですよね。

 

以上アメリカの妊娠・出産関連イベント4つをご紹介しました。

残念ながら私はアメリカに来て早々にパンデミックが起きたことでお友達を作る機会もなく、パーティーを主催したり呼ばれたりする機会も持てず…Gender revealやBaby showerは体験できずでした。

収束した暁にはぜひ参加してみたいものです!

今年は大々的にイベントごとを行うのが難しい状況ですが…日本にいる方もアメリカにいる方も、ぜひご家族で妊娠・出産イベントを楽しんでみてください♪